ちょっと長いし遅いけど書いてく
他にも同じ体験をしたことある人いる？
いれば嬉しい

いいよ

ありがとう
まず小学6年のころだから10年ほど前の話になる

当時の夏休みに友達5人と川に泳ぎに行った。
その川は毎年、流されて死者が出る川だ。ただ遊び場としても有名で毎日5、6組は泳いでるやつらがいる。
俺は親にプールに行ってくると嘘をついて出かけた。嘘をついた理由は、その川には遊びに行くなと言われていたからだった

すまん、スレありがとう。書くのに必死だからあんまり対応出来んかもしれん

友達と合流して自転車で50分程走ったところにその川はあった。
ぱっと見では浅くて広い川だった。流れも穏やかに見えて、何故ここで死者がでるのだろうかと思う程、和やかな雰囲気の場所だった。
俺たちはさっそく着替えて膝が浸かるくらいの場所で遊んでいた。メダカやハゼみたいなのがいてとても綺麗な川だと思った。

みんな魚取りに夢中になってたところで一人が、度胸試しの橋に行こうぜと言い出した。高さは2mくらいの場所にかかっている橋で、かなり怖かったしゴーグルを持ってきていない事を後悔した。
しかし、もう行く流れになってるし内心ビクビクしながらもノリを合わせてついていった。

まぁまわりに人もいるし大丈夫だろうとは思いながら一人ずつ飛び込んで行く。俺はその5人の中でも特に中の良いやつと一緒に飛び込んだ。
一回飛び込むと割と平気で何回か飛び込んで遊んでいると、近所のじいさんが近寄ってきて怒られた。「ここは飛び込む場所じゃないぞ。ここで何人も死んでるんだ」

俺らは割と満足してたのもあってすんなり受け入れて、その場所を離れた。
そうすると次は向かいの岸まで誰が一番早く泳げるか競争しようということになった

補足だがその5人の中に2人だけ50m泳げる奴がいたが、俺を含め残りの3人は25mがやっとというレベルだった。そして向かいの岸まではだいたい50mくらいか。

現実でも家の近くにそういう川はあるの？

続き
俺は川に関する知識が全くない。今考えれば50mはあったと思うが当時は近くに感じ、さらに深さは学校のプールくらいだろうと思っていたし海みたいにスイスイ泳げると思っていた。

そして競争はスタートした。
俺は再度、ゴーグルを持ってくれば良かったと思っっていた。
みんなが泳いでいくなか俺はマイペースで一番最後を泳いでいた。上手いやつ2人は平泳ぎだったがやっぱり早かった。
スタートから20m程泳いだところで一番は諦め、ちょっと休もうと思ったその時

「深い！！」足が川底に着かない。俺は一瞬でパニックになり溺れる！！と叫ぼうにも声が出ない。頭の中では翌日のニュースが流れる。「小学6年生の児童が川で溺れて死亡しました」そして母の泣く姿
この光景が頭をよぎった。

最悪なことにみんな前を向いて一生懸命泳いでいる。俺は足を引っ張られるように潜った。潜ったのかどうかは分からないが目の前が水泡で溢れ、めざましの大塚アナが実況する声が聞こえた「おーっとここで水中に潜ったー！」

目を覚ましたら田舎のばあちゃん家にいた。

山で囲まれ田園風景の広がる場所。町には20世帯程の民家がポツポツと立っている。
俺は死んだのかと思った。幽霊になってここに戻ってきたんだと思い泣いた。もう誰にも会えないんだと悲しくなった。

そんな俺の泣いている声を聞いて母が俺のいる部屋に入ってきた。
俺は川で溺れて死んだんだ、勝手に川へ行ってごめんなさい。みたいなことをひたすら言ったのを聞いて母は「何言ってんの？夏休みに入ってからずっとばあちゃん家にいるじゃない」と。俺は本当に混乱した。ばあちゃん家に来た記憶もなければそんな予定も無かったはず。

不思議な感覚に襲われつつも生きていたことが嬉しかった。川へ行く夢を見ていたんだと思うようにして今を受け入れた。本当に何も変わった様子もなくいつものばあちゃん家だった。来週家に帰る予定でそれまでは家族で帰省ということだった

そして翌日の朝、俺は弟に川の怖さを教えながら小川でイモリをとっていた。そこへ一人の女の子がやってきた。すごく都会的で目のクリっとした色白の可愛い女の子。イメージ的にはモー娘。のよっしーの顔がすごく近い

向こうから何をしてるの？と話しかけてきて一緒にイモリをとって遊んだ。学年は俺と同じ小学6年で、ずっとこの町に住んでいたという。
その日はお昼を食べるために解散。午後も会うことは無かった

次の日はうちの庭で弟と遊んでいると、またやってきてバドミントンをしたりイモリを探しに行ったりして遊んだ。
結局なんやかんやで毎日一緒に遊んだ。というかめっちゃ好きになってた。俺の初恋の相手だった

その子との毎日がすっごい楽しくて本当に帰りたく無かったが、帰りの日がきてしまった。
最後の日は彼女は現れなかった。俺は車の中でこっちに引っ越す予定はないのかとさりげなく母に聞いたが、それは無いちキッパリと言われた。
家まで車で1時間ちょっと。おれは途中で急激な睡魔に襲われて落ちるように寝た

起きたら、知らない車の中だった。
俺はやっぱり溺れていた。
たまたまその光景を見たお兄さんに助けられて病院に運ばれている最中だった

俺が目を覚ました事で介抱してくれていた別のお兄さんは「目え覚ました！」と声を張り上げた。運転中のお兄さんも泣きそうになりながらずっと「良かった良かった」と言っていた。

近くの病院に着いて治療をしてもらった。頭をどこかに打ったのか割れていて、応急処置を施してもらっている最中に親がきた。

友達がお兄さんに俺の実家の番号を伝えてくれたらしかった。
ロビーで待ってくれていたお兄さん達にお礼をした。後日菓子折りを持って再度訪ねた時に聞い話では俺が運よくそばの岩に引っかかってくれたから助ける事が出来たと聞かされた

親には怒られた。死ななくて良かったと泣かれた。
俺も猛烈に反省したが、ただそれ以上にあの子との一週間が夢だったことがすごくショックだった。親に一応確認はした。ばあちゃん家の近所にそんな子はいるかと。答えは「居ない」だった。
もう会えないと分かった瞬間の虚無感は何とも言えなかった

頭の傷の縫合や友達への無事だったよ報告など一通り済ませ、ほとぼりが覚めてきた2週間後のこと。
俺は病院で抜糸も済ませて安静期間も過ぎたのでラジオ体操に復帰した。
そこにあの子が来ていた。

あの夢で会ったあの子が同じ町内会のラジオ体操に参加していた。信じられなかった。
俺はその町内会の班長をしていて毎朝通学時には集合場所で点呼をとっていたので、余計に驚いた。

ラジオ体操から帰ってきて親に知らない子が来ていたと探りを入れた。
どうやらその子は俺がラジオ体操を欠席している時に引っ越してきた小学4年生の子だという事が分かった。

映画でもあるぞ

長い夢

見てくれた人ありがとう。
同じような体験をしたことがある人がいると嬉しいんだが…

とりあえず、そのせいでよっしー系の顔が今でもタイプです。

デジャブ……ではないっぽいな
その子が>>1のことを知ってるかどうかでまた話が転がりそうな気もするが、まあすでに思い出の中みたいだし分かんないか
おつかれー

続きは？？