明晰夢を見る方法

このページでは、明晰夢を見るための様々な方法を管理人の経験談も交えて簡単に紹介&解説していきたいと思います。

目次
1. 夢日記
2. リアリティチェック
3. トーテム
4. 二度寝法
5. アファメーション(自己暗示)
6. サプリメント

 

夢日記

おそらく誰もが目にしたことのある、明晰夢を見る方法を調べると必ず出てくるのが「夢日記」だと思います。方法は単純で「目を覚ましたら、見た夢の内容を忘れてしまわないうちに日記に書く」というだけの至ってシンプルなものです。文字に起こすだけでなく、見えた風景などをイラストや挿絵にして記録した方が、後で見返した時にイメージしやすく効果的ともいわれています。

夢日記は気が狂う」という話もありますが、私自身が2013年から夢日記を書き続けているので「夢日記を書き続けると必ず気が狂う」という事はないと思います。しかし、自己暗示や思い込みの強い人は注意した方がいいかもしれません。そういった人は「夢日記を書いていたら気が狂うかもしれない」と思いながら夢日記を書き続けるという行為をすることで、自身に「自分はいつか気が狂ってしまう」ということを無意識に植え付けてしまう可能性があるので注意が必要だと思われます。

明晰夢を見る以前に、目が覚めた時にそもそも見た夢を覚えていなければ明晰夢を見ることは不可能なので、まずは「夢を思い出す習慣を身につける」という意味でも夢日記がおすすめされる理由だと思います。

 

リアリティチェック

リアリティチェックは、名前の通り「夢か現実かどうかを確かめる」という方法です。

夢の中ではどんな非現実的なことが起きたとしても「これは夢の中だ」と気づきにくいものです。そこで日常的に「ここは現実か?」と自分に問いかける癖をつけることで夢の中でもリアリティチェックを行った時に夢だと気づき、明晰夢に入るというのがこの方法です。さらに「ここは現実か?」と自分に問いかけると同時に「手のひらを見る」「指の本数を確認する」「空を見る」「辺りを見回す」などの動作を追加するというのが一般的な方法です。

私自身は「手のひらを指が貫通するかどうか」というリアリティチェックを思い出したときにするようにしており、何度も明晰夢に入ることができているので、やり易さと夢か現実か確実に判断できるという意味でも個人的にはこの方法がおすすめです。

 

トーテム

リアリティチェックは自分の身体などをチェックし夢かどうかを確かめる方法でしたが、自分が常に持ち歩いている物(トーテム)を使用するのがこの方法です。

トーテムとは、映画「インセプション」ではおなじみのアイテムで、映画の主人公が夢か現実かどうかを確かめるために使用していたコマをトーテムを呼んでいました。その主人公は、コマを回し「現実では止まるはずのコマが回り続けたら夢だ」と判断する方法で、夢か現実かどうかを確かめていました。ちなみにトーテムには「信仰の対象」という意味があります。

実際に使用するトーテムとしては、「コマ」「鍵」「サイコロ」などのポケットに忍ばせておけるもので簡単に確認できるものが望ましいと思われます。私自身はトーテムとなるものを常に持ち歩くのが面倒なのとリアリティチェックで事足りると考えているので、この方法は試したことがありません。

 

二度寝法

夢を見ている時というのは、脳が働いているので眠りが浅く、半分目が覚めている状態です。体だけが眠っている状態というとわかりやすいと思います。この状態を「レム睡眠」といいます。ちなみに、この時に起こりやすいのが金縛りです。

この二度寝法というのは、名前の通り二度寝をすることによりレム睡眠の状態を起こしやすくして明晰夢を見るというものですが、やり方は人により異なる場合がほとんどです。二度寝する前の目覚め方をとっても、自然に目を覚ます方法とアラーム(目覚まし)を使用する方法もあります。アラームの感覚も一般的に90分周期といわれるレム睡眠の周期に合わせるやり方もありますが、レム睡眠の周期も人により異なると言われているため、事前に自分自身のレム睡眠の周期を把握しておく必要があります。アラームを使用する場合は、目を覚ます時間帯を決めているケースが多いと思われます。さらに、一度目が覚めてから二度寝するまでの起きている時間を決めたり、その間に「トイレに行く」「夢のイメージをする」などのルーティンを取り入れる方法もあります。

また、部屋の電気をつけたままだったり、昼寝をした時の方が明晰夢が見やすいという話も多く(私自身も経験があります)、光が瞼を通して視覚を刺激することで明晰夢を見やすくしている可能性もあると考えられます。外からの光が差し込む時間の二度寝は、明晰夢を見る絶好のタイミングなのかもしれません。

このように二度寝法はやり方が無数に考えられるので、まずは自然に二度寝をするところから始めて、明晰夢を見ることができた時にどのような条件だったかを逆算してオリジナルの二度寝法を確立していくのが無難なやり方だと思います。自然な二度寝では明晰夢が見られないという人は、上記のようなアラームやルーティンなどを少しずつ試していく方法がいいと思います。

 

アファメーション(自己暗示)

アファメーションには「肯定」「確認」「誓願」などの意味があり、明晰夢では「自己暗示」のことを指します。自分自身に「私は明晰夢を見ることができる」「今夜は必ず明晰夢を見る」などの自己暗示をかけることで明晰夢を見やすくするという方法です。

主に寝る前に行われることが多く、暗示催眠にかかりやすい人ほどこの方法で明晰夢を見ることができると思われます。また一度でも明晰夢を見ることができれば「自分は明晰夢を見られるんだ」という自信が、いい意味での自己暗示になると思います。

 

サプリメント

明晰夢専用サプリのドリームリーフや、美容効果があると言われるコエンザイムQ10などを服用すると明晰夢を見ることができたという情報もあります。またサプリメントとは異なりますが、ガランタミン(アルツハイマー病・記憶障害用の薬)や禁煙補助薬などでも同じような効果があるとも言われています。食品ではスティルトンチーズが有名です。

私自身はこの方法を試したことはありませんが、プラシーボ効果も含めて有効だと思います。どうしても明晰夢を見られないという場合は試してみてもいいかもしれませんが、その際は服用する量などに気を付けてください。個人的には「サプリメントを飲まないと明晰夢が見ることができない」という状態を避けるためにも、まずはサプリメントに頼らない上記の方法をいくつか試してみる方がいいと思います。